初回放送2018年1月

Introduction

 話・暁佳奈、イラスト・高瀬亜貴子による「KAエスマ文庫」(京都アニメーション)より刊行されたライトノベルのTVアニメ化作品。
 大陸を南北に分断した大戦は終結し、世の中は平和へ向かう気運に満ちていた。戦時中、軍人として戦った感情を持たない一人の少女、ヴァイオレット・エヴァーガーデンは、軍を離れ大きな港町へ来ていた。街は人々の活気にあふれ、ガス灯が並ぶ街路にはトラムが行き交っている。ヴァイオレットは、この街で、手紙を代筆する仕事「自動手記人形サービス」に出会う。それは、依頼人の想いを汲み取って言葉にする仕事。手紙に込められたいくつもの想い、相手の心の奥底にある素直な気持ちにふれる。そして、ヴァイオレットは手紙を書くたびに、あの日告げられた言葉の意味に近づいていく。

TVアニメ公式サイト

Opening Credit

  • 原作:「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」暁佳奈(KAエスマ文庫/京都アニメーション)
  • 製作:八田陽子 古川陽子 西出将之 井上俊次 鶴岡陽太
  • シリーズ構成:吉田玲子
  • キャラクターデザイン・総作画監督:高瀬亜貴子
  • 企画プロデューサー:八田英明
  • プロデューサー:八田真一郎 中村伸一 梅田和沙 斎藤滋
  • シリーズ演出:藤田春香
  • 世界観設定:鈴木貴昭
  • 美術監督:渡邊美希子
  • 美術設定:鵜ノ口穣二
  • 色彩設計:米田侑加
  • 撮影監督:船本孝平
  • 3D監督:山本倫
  • 小物設定:髙橋博行 太田稔
  • 音響監督:鶴岡陽太
  • 編集:重村建吾
  • 音楽プロデューサー:斎藤滋
  • 音楽:Evan Call
  • 音楽制作:ランティス ミラクル・バス
  • アニメーション制作:京都アニメーション
  • 監督:石立太一

製作:ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会
京都アニメーション ポニーキャニオン ABCアニメーション ランティス 楽音舎
©暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会

Theme Song & Animation

  • Opening Theme「Sincerely」
    • 歌:TRUE
    • 作詞:唐沢美帆
    • 作曲:堀江晶太
    • 編曲:堀江晶太 Evan Call
  • Opening Animation
    • 絵コンテ・演出・原画:石立太一
    • 作画監督・原画:高瀬亜貴子
    • 動画検査:黒田比呂子
    • 色指定・検査:米田侑加
    • 特殊効果:三浦理奈
    • 背景担当:渡邊美希子
    • 撮影担当:船本孝平

  • Ending Theme「みちしるべ」
    • 歌・作詞:茅原実里
    • 作編曲:菊田大介(Elements Garden)
  • Ending Animation
    • 絵コンテ・演出・原画:藤田春香
    • 作画監督:高瀬亜貴子
    • 動画検査:黒田比呂子
    • 色指定・検査:米田侑加
    • 特殊効果:三浦理奈
    • 背景担当:渡邊美希子
    • 撮影担当:船本孝平
  • Ending Theme「Believe in…」9話
    • 歌・作詞:結城アイラ
    • 作編曲:Evan Call

Appendix:Japanese film credit terms

Story Staff & Cast

 

サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 総作画
監督
作画監督
01 「愛してる」と自動手記人形 吉田玲子 石立太一 石立太一
藤田春香
澤真平




丸木宣明 高瀬亜貴子 明見裕子 丸子達就
02 「戻ってこない」 藤田春香 植野千世子
03 「あなたが、良き自動手記人形になりますように」 浦畑達彦 北之原孝將 明見裕子
04 「君は道具でなく、その名が似合う人になるんだ」 吉田玲子 武本康弘 澤真平 角田有希
05 「人を結ぶ手紙を書くのか?」 鈴木貴昭 山田尚子 藤田春香
澤真平
植野千世子
06 「どこかの星空の下で」 浦畑達彦 三好一郎 角田有希
07 「         」 吉田玲子 山村卓也 門脇未来 植野千世子 角田有希
08   澤真平 岡村公平
09 「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」 武本康弘 丸子達就 岡村公平
 

Cast Story
Character Voice Actor 1 2 3 4 5 6 7 8 9
ヴァイオレット・エヴァーガーデン 石川由依
クラウディア・ホッジンズ 子安武人  
ギルベルト・ブーゲンビリア 浪川大輔    
ディートフリート・ブーゲンビリア 木内秀信          
カトレア・ボードレール 遠藤綾  
ベネディクト・ブルー 内山昂輝          
エリカ・ブラウン 茅原実里        
アイリス・カナリー 戸松遥          
ティファニー・エヴァーガーデン 沢田敏子            
ブリジット 逢沢ゆりか                
ルクリア・モールバラ 田所あずさ              
スペンサー・モールバラ 木村昴              
ローダンセ 野沢由香里                
幼少期のスペンサー 日笠陽子                
ブルーベル・ユノア 柚木尚子              
酒場の店主 宮本淳                
アイリスの母 沢海陽子                
アイリスの父 松本保典                
シャルロッテ・エーベルフレイヤ・ドロッセル 中島愛                
ダミアン・バルドゥール・フリューゲル 津田健次郎                
アルベルタ 小山芙美                
リオン・ステファノティス 上村祐翔                
ルベリエ 星野充昭                
カイル・ゼーニヒ 横田大輔                
オスカー・ウェブスター 滝知史                
オリビア・ウェブスター 千本木彩花                
男性客 稲垣拓哉                
酒場の男性客 稲垣拓哉                
エイモン・スノウ 稲垣拓哉                
ドロッセル兵 稲垣拓哉                
職員 稲垣拓哉                
舞台役者 稲垣拓哉                
海軍兵 稲垣拓哉                
ガルダリク兵 稲垣拓哉                
エックハルト・ミュンター中佐 各務立基                
陸軍少将 各務立基                
ローランド 各務立基              
ネリネ 齋藤綾              
女性 齋藤綾                
少年 齋藤綾                
フリューゲル伝令兵 辻井健吾                
陸軍兵 辻井健吾                
アイリスの叔母 土井真理                
女主人 土井真理                
イベリス・コノウエ 土井真理              
オリバー 野坂尚也                
部下 野坂尚也                
職員 野坂尚也                
リリアン 引坂理絵              
アイリスの甥 引坂理絵                
女性 引坂理絵                
アイリスの叔父 宮本誉之                
舞台役者 宮本誉之                
海軍兵 宮本誉之                
ガルダリク兵 宮本誉之                
乳母 林真里花                
陸軍大佐 山岸治雄                

01「愛してる」と自動手記人形

 少女は戦うための「道具」として生きていた。名はヴァイオレット。戦地で傷ついたヴァイレットはベッドの上で目を覚ます。白くなめらかな両腕は、砲弾を受け銀色に輝く義手に替わっていた。彼女に残されたものは、戦場の記憶と上官〈ギルベルト・ブーゲンビリア少佐〉が最後に告げた言葉だけ。だが、その言葉の意味をヴァイオレットは理解できずにいた。
 そこへ、一人の男が現れる。元陸軍中佐のクラウディア・ホッジンズ。ホッジンズはギルベルトに代わって彼女を迎えに来たと言う。二人が向かうのは南部の港町・ライデンシャフトリヒの首都、ライデン。新しい街でヴァイオレットは「自動手記人形」に出会う。それは、依頼主の気持ちを言葉に代えて手紙に綴る仕事。時には依頼主が胸のうちに秘めた想いさえもすくい取る。

02「戻ってこない」

 エリカ・ブラウンには夢があった。夢中で読んだ小説のように、人の心を動かす言葉で手紙を書くこと。だけど、現実は…。C.H郵便社に新人の「自動手記人形」〈ドール〉が加わった。人形のように無表情な少女ヴァイオレット・エヴァーガーデン。彼女が人の思いを手紙にする「自動手記人形」の仕事に向いているとは誰も、もちろんエリカにも、思えなかった。
 相手の言葉をそのまま受け取り、思ったこと、感じたことを率直に表現するヴァイオレットには、依頼人の「本当の気持ち」がわからない。そのため依頼人はヴァイオレットの代筆した手紙に怒り、C.H郵便社には苦情が届く。それを隣で見ていたエリカは、どうして彼女がこの仕事を選んだのか不思議でならない。ドールに向いていないのに、必要とされていないのに、―― それは、自分も同じ。

03「あなたが、良き自動手記人形になりますように」

 良きドール〈自動手記人形〉は、相手が話している言葉から伝えたい本当の心をすくい上げて「手紙」にする。それは、自動手記人形にとって何よりも大切なこと。そして、何よりも難しいこと。自動手記人形の養成学校に通うルクリア・モールバラは、そこで軍人のように振る舞う一風変わった少女、ヴァイオレット・エヴァーガーデンと出会った。
 銀色に輝く義手で打つヴァイオレットのタイピングは、速く、正確。そして、学科の成績も優秀だった。だが、彼女が代筆したルクリアの両親へ宛てたものは「手紙」と呼べるものではなかった。「心を伝えるって、難しいね」そう呟いたルクリアにも、本当に気持ちを伝えたい人がいた。それは戦争の帰還後に変わり果ててしまった兄のスペンサー・モールバラ。元軍人のスペンサーは両親を敵国の攻撃から守れなかったことを悔やみ続けている。

04「君は道具でなく、その名が似合う人になるんだ」

 長かった髪をばっさりと切り捨て、ハイヒールを履いて、お気に入りの衣装をまとえば、気分はライデン一番の自動手記人形。新人ドールのアイリス・カナリーは、働く女性に憧れていた。アイリスに見知らぬ人物から初めての指名が入り、都会を離れたのどかな土地カザリへ向かうアイリスとヴァイオレット。そこで待っていたのはアイリスの両親だった。
 心配性の両親は都会で働く一人娘に会いたくて、偽名で依頼を出したのだ。両親はアイリスのために誕生日パーティを開き、花婿候補を集める。その中には、アイリスがかつて想いを寄せていた彼の姿も。ショックを受けたアイリスは、途中でパーティを飛び出してしまう。慣れないハイヒールを履いて背伸びをした理由。生まれ育った故郷を離れた理由。それは、実らなかった恋を忘れるため。アイリスが告げた『愛してる』は、長年恋い焦がれた彼の心には届かなかった。

05「人を結ぶ手紙を書くのか?」

 ドロッセル王国の王女・シャルロッテは、14歳のあどけない少女。異国へ嫁ぐことも、侍女のアルベルタと離れることも、不安でたまらない。王女の恋文を代筆するのは、彼女と同じ年頃の自動手記人形、ヴァイオレット・エヴァーガーデン。ヴァイオレットは古今東西の書物から得た恋愛の知識で、見事な恋文をしたためる。しかし、シャルロッテの表情は晴れない。
 数年前。白椿の花壇でのこと。一人で泣いていたシャルロッテに、フリューゲル王国の王子・ダミアンが声をかけた。飾らない笑顔、ありのままの言葉でなぐさめてくれたダミアン。その時、シャルロッテは王子に恋をした。それなのに…。王子から届く自動手記人形が代筆した恋文は、シャルロッテを不安にさせる。美麗に飾られた恋文に、王子の心が見えない。王子と王女の恋文に国民がどれほど沸き立とうとも、国内が平和の気運に包まれようとも、シャルロッテの涙は止まらない。

06「どこかの星空の下で」

 ユースティティアの山間部に建つ、シャヘル天文台。写本課で働く少年、リオン・ステファノティスは人生のほとんどの時間をここで過ごしている。まだ、恋は知らない。天文台の大図書館には、悠久の時を経た書物が数多く眠っている。日々劣化する古書を記録し後世に残す写本課は、仕事の補佐として大陸中から自動手記人形を集めた。
 タイプライターを片手に国を渡り歩く自動手記人形たち。リオンは彼女たちを母と重ねて嫌厭していた。家を出たまま戻らない文献収集家の父を探すため、幼い自分を置いて旅立った母。リオンは母が自分よりも愛する男を選んだのだと思い、女にも恋にもコンプレックスを抱くようになった。だが、リオンは出会ってしまう。今まで出会ったこともないような美しい少女、ヴァイオレット・エヴァーガーデンに。

07「         」

 湖畔にぽつりと立つ屋敷に、人気戯曲家のオスカー・ウェブスターは暮らしていた。オスカーは戯曲の執筆を手伝ってくれる自動手記人形を呼び寄せる。現れたのは、オスカーが名前すら悲しくて囁けない「あの子」と同じ髪色の少女、ヴァイオレット・エヴァーガーデンだった。ヴァイオレットがやって来ても、オスカーは何かを紛らわすように酒を飲み続け、仕事に向かおうとしない。それには理由があった。
 オスカーには自分の命よりも大切な娘がいた。お気に入りの日傘を差して湖畔を歩く「あの子」の名前はオリビア。幼い彼女は病に冒され天国へと旅立った。ただ一人、オスカーを残して。大切な人との別れがどれほどつらいことか。ヴァイオレットはオスカーの深い悲しみに共感する。オスカーはオリビアに生前聞かせてやった物語を、子ども向けの戯曲として完成させようとしていた。

08

 4年前。北東戦域で拾われた「武器」と呼ばれた孤児の少女は、ギルベルトと出会った。ギルベルトは上官の命で彼女を自分の部隊に入れることになり、その名が似合う女性になるようにと願いを込めて少女を「ヴァイオレット」と名付けた。ヴァイオレットはギルベルトのもとで、言葉を覚え、文字も書けるようになった。一方で、その呪われた才能とも言うべき並外れた戦闘能力で、次々と敵兵を倒していく。
 ギルベルトの部隊は功績を讃えられ、ヴァイオレットの噂は「少佐の武器」として瞬く間に広まった。月日は流れ、部隊は、敵国から解放されたばかりのメヒティッヒの町を訪れる。人々が日頃の感謝の気持ちを伝え合う祭りの日、夜店で売られていたエメラルドのブローチの前で、釘付けになるヴァイオレット。「少佐の瞳があります」。

09「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」

 インテンス奪還作戦中、ギルベルトは敵の銃弾を受け致命傷を負う。動けなくなったギルベルトを連れて、逃げようとするヴァイオレット。さらに敵の攻撃を受けヴァイオレットの両腕は、失われた。ギルベルトが何度逃げろと告げようとも、ヴァイオレットはその場を離れようとしない。敗北を悟った敵軍は自らの総本部であるインテンスを砲撃。崩壊する大聖堂の中に残された二人は、瓦礫の中へ消えていった。
 ヴァイオレットはギルベルトが無事だと信じていた。しかし、真実は違った。未帰還兵として処理され墓が建てられていた。ホッジンズは、瓦礫のインテンスに立ち尽くすヴァイオレットを連れて、C.H郵便社へと帰る。覚悟を決めて真実を告げたホッジンズは、ヴァイオレットが自らの力で 過去を乗り越えるしかないと考えていた。このまま自動手記人形でいてもいいのか、生きていていいのか。ヴァイオレットは部屋に籠り続けた。そこへローランドが手紙を届けにやって来る。

Movie

アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』PV第3弾
アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』PV第4弾